この度、おかげさまで臨床心理士試験に初回で合格することができました。ポルトクオーレさんでは、2次試験対策を喜田先生にお願い致しました。私は子育て中の主婦でしたが、長年の希望であった臨床心理学を学ぶために、50歳で大学院に入学し、無事2年で修了、臨床心理士試験に臨みました。1次試験は独学でなんとか合格しましたが、2次試験では、主婦は趣味の延長としての資格取得のように捉えられ、落とされることが多いという噂を聞き及んでおり、当時大学院付属の心理相談室でいくつかケースはもっていたものの、とても不安に感じておりました。そして、これは2次面接の傾向と対策を知って準備したほうがいいと感じ、以前から他のセミナーで存じ上げており、そのセミナーのおもしろさ、わかりやすさでたいへん印象に残っておりました、喜田先生に対策をして頂くことに致しました。
喜田先生は、まず主婦という条件だけで不合格にされるということはないことを説明してくださり、そしていわゆる「圧迫」といわれる(と受験者に捉えられる)面接について、具体的な例をあげながら、その実際やそこに読みとれる試験官側の意図などを説明してくださいましたので、なるほどと納得でき、安堵感が生じました。試験官は、①受験者のどういうところを具体的なポイントとしてみているのか、②臨床心理士になるために、どういう資質や姿勢をもっていてほしいと感じているのか、③実際の受験会場での立ち振る舞いについて気をつけるポイントなど、重要な押さえておくべき点を私の現状に関連させて短い時間でご指導頂き、それを踏まえつつ時間を計りながら2回分面接の練習を致しました。そのことで、試験当日はかなり落ちついた気持ちで面接に臨むことが出来、自分の気持ちをまとめつつ、自然な応答ができたように思います。
本当に面接対策を受けていなかったら、ここまで落ちついてかつ、必要な部分を押さえつつ、自然な応答はできなかったと切実に感じております。やはり傾向と対策に基づいた練習・シミュレーションは当日への自信や冷静さ、落ちつきに随分とつながるものだなと確信致しました。
最後に、喜田先生に本当に感謝の気持ちで一杯です。いつもお優しい笑顔と言葉で対応してくださり、と同時に困難を突破できるような力強い勇気を与えられるような励ましも頂きました。私の2次面接は、終始なごやかで笑顔に満ちたものでした。こちらが、「厳しい試験」というふうに怖れながら面接室に入室するよりも、自分の真摯な気持ちを誠実に素直にお伝えするための、「なごやかな対話をする場」なんだと捉えて、深呼吸してふっと肩の力を緩めてから、入室なさるとよろしいかと思います。これも喜田先生の笑顔と頂いたお言葉、ご指導から私が感じ、実践したことです。
どうぞ、皆さまの今までの努力が実を結び、合格を勝ち取られますよう、心よりお祈りいたしております。