人生半ば以降に、一人力で働き子育てしながら目指した臨床心理士でした。
大学院には社会人の同窓も多かったのですが、何度も二次に落ちた経験を語られる先輩もおられ「年配で他の職歴があると難しい」という話を他でも見聞きしていました。
ペーパーだけの公認心理師や精神保健福祉士は自己学習でも幸い数年前に合格をいただけておりましたが、忙しさを言い訳に面接試験のある臨床心理士試験は先延ばしにしていました。
臨床心理士試験もペーパー(一次)は通過しましたが、二次の面接は独学では心許なく、他社の対策講座を受けました。けれども「これで行ける(だろう)」とは言う感触は自身に持てませんでした。
様々な経験や思いを経て心理職を目指した経緯について、自分の中では辻褄が合っていたのですが、それを人から問われた時、適切な形ですっきりと伝えられる自信がありませんでした。
そこで、ネットで拝見していた喜田先生に藁をもすがる思いでご連絡し、幸いなことに、面接の練習をしていただけました。先生は準備シートに目を通した上で、話を丁寧に聞いてくださり、「(あなたの)物語は紡げる」と笑顔で返してくださいました。
様々な資料や情報に加え、喜田先生とのやりとりをもとに考え得る限りの想定問答を書き出して準備しました。自然にやりとりできるように、様々な状況を想定し、ひとりロールプレイをギリギリまでしました。
二次試験当日は、ひとつふたつ想定外の質問もありましたが、できるだけの準備をして望んだことにより、慌てず自然に答えることができました。
またその後日、受験した臨床発達心理士の二次の面接試験も無事合格することができました。
喜田先生のご指導と笑顔がなければ、私は今頃、残念な思いをしていたのではないかと思います。
心理職を目指される方は、何等かの動機となる経験を経て目指される方も少なからずかもと拝察します。
中には自身に向き合い、学び続け、プロフェッショナルとして通用する状態まで自身をメンテナンスして臨めど、なお不安という方もいらっしゃるのでは…と思います。そういう方には、通り一遍の面接練習ではない、喜田先生の二次対策を受講されることをお勧めします。
ご自身の努力は裏切りませんが、外からやってくる出来事や巡り合わせは想定しきれません。それでも、ベストを尽くそうとする方を、多少の不運では崩されぬように、力強く導き、応援をしてくださるに違いありません。
改めて、喜田先生のご指導に深く感謝申し上げます。